湘南モノレールが開業した50年前の風景と今の風景を比較して楽しむ「湘南モノレール沿線 今昔写真撮影隊」の旅。今回は、湘南深沢駅周辺の様子を見ていきます。
湘南町屋駅から湘南深沢駅へ向かって、長い坂道を下っていきます。
湘南深沢駅への下り坂(昔)
湘南深沢駅への下り坂(今)
この写真の撮影位置は、モノレールの信号の位置は変わっていないと思うので、信号の取り付けられている「深構1」の支柱(深構=深沢駅構内の意味)を目印に、「今」の写真を撮影しました。
次は湘南深沢駅手前の「大船工場」バス停付近です。昔の写真に写っている道路右手の建物が今も残っており、これを目印に「今」の写真を撮影しました。それにしても、国鉄大船工場(鎌倉総合車両センター)がなくなってから15年も経ちますが、バス停名は、相変わらず「大船工場」のままです。
湘南深沢駅手前の「大船工場」バス停付近(昔)
湘南深沢駅手前の「大船工場」バス停付近(今)
次は、湘南深沢駅付近のモノレール基礎工事の様子です。コンクリート製の杭を地中深く埋め込んで基礎を造り、その上にモノレールの支柱を立てるわけですが、埋め込む前の杭が地表に林立している様子は、ちょっと異様な感じがします。
湘南深沢駅付近の基礎工事(杭打ち)の様子
次は、工事中と完成後の駅階段です。完成後の写真を見ると、駅構内にあった売店が写っています。
湘南深沢駅、工事中の駅階段
湘南深沢駅、完成後の駅階段
次の2枚は、大船側から見た湘南深沢駅と江の島側から見た湘南深沢駅です。大船側から見ると、ホーム下の落下防止板の外枠が、頭上注意の意味だと思いますが、昔は赤く塗装されていたのが分かります。
大船側から見た湘南深沢駅
江の島側から見た湘南深沢駅
そして、面白いなと思うのが、湘南深沢駅前からの眺め。昔は周囲に高い建物がなく、鎌倉山方面へと駆け上っていくモノレールの軌道が良く見えたのですね。
湘南深沢駅前からの眺め(昔)
同じ位置からの「今」の眺めはこんな感じです。
湘南深沢駅前からの眺め(今)
今回の最後は、車庫(湘南モノレール本社)への分岐の辺りを写した写真4枚。当時は、ここにも京急道路の料金徴収所のボックスとゲートがありました。
1枚目は、救援車を使った訓練の様子です。モノレールの前面扉が開いている珍しい1枚なので掲載しておきます。
車庫への分岐付近1
次は、料金徴収所周辺の様子がよく分かる1枚。ゲートには、「高さ制限4M50」とあります。
車庫への分岐付近2
次は、料金徴収所のおじさんが出てきて、お金を徴収しているところ。
車庫への分岐付近3
最後は、鎌倉山方面へ少し坂を上った位置からの1枚。車庫への分岐のところで吊り上げられた車両が待機しているのが見えます。これから試運転を開始するところなのでしょう。
車庫への分岐付近4