：尾渡さん、こんにちは！　今回もよろしくね！

尾渡　：しょもたん、こんにちは！　こちらこそ、よろしく。

　　　：前回は、尾渡さんが、社長になってから、どんなことをやってきたのかについて話を聞いたよ。今回は、これからやることについて話を聞きたいな。

尾渡　：そうだね。これからは、お客さんをもっと増やすための取り組みをやろうと思っているよ。

　　　：たとえば、どんなことをやるの？

尾渡　：たとえば、江の島のすばな通りの商店街や大船の商店街の皆さんといっしょに、地元の魅力（みりょく）をもっともっと発信することなどは、とても大切なことだと考えているよ。商店街をおとずれる人が増えれば、モノレールを利用してくれるお客さんの数も増えるはずだからね。

　　　：ふむふむ。

尾渡　：それから、新しい分野（ぶんや）のしごとにもチャレンジしようと思っているよ。

　　　：えっ、モノレール以外のしごとをやるっていうこと？

尾渡　：そうだよ。コロナの影響（えいきょう）で、会社に行かずに家でしごとをしたり、学校に行かずに家で授業を受ける学生さんが増えているのは知っているかな？　だから、コロナが収（おさま）っても、モノレールを使うお客さんが、コロナ前の数にまでもどるのか、じつは分からないんだ。

　　　：そうか。お客さんが減るかもしれない分、新しいことにチャレンジしなければならないんだね。

尾渡　：それだけじゃなくて、できれば、会社をもっと成長させたいしね。

　　　：たとえば、新しく、どんなしごとをはじめるの？

尾渡　：旅行業（りょこうぎょう）のしごとをはじめたいと思っているよ。湘南モノレールには、北関東や東北地方に、バス会社をやっている仲間たちがいるんだよ。この仲間たちは、旅行会社もやっているから、おたがいにお客さんを紹介しあえば、きっと、うまくいくはずなんだ。

　　　：なるほど！あと、湘南深沢駅の近くの空き地に、新しい街ができるっていうウワサを聞いたよ。あそこでは、湘南モノレールは、なにか新しいことをやったりしないの？

尾渡　：よく知っているね。深沢と、その隣（となり）の藤沢市の村岡（むらおか）に、新しい街をつくる計画が立てられているんだよ。その街には、新しい鎌倉市役所（しやくしょ）やショッピングセンター、住宅（じゅうたく）などができる予定なんだ。そうすると、モノレールに乗って、深沢に来るお客さんが、うんと増えるはずだよ。それに、深沢には、「鎌倉みんなのスタジアム」という新しいサッカーグラウンドもできるから、そこにもたくさんお客さんが来るはずだよ。

　　　：うわー、深沢の街は、これからどんどん発展（はってん）するんだね。楽しみがたくさんあっていいね！

尾渡　：楽しみも多いけど、会社としては、たくさんのお客さんをおむかえするために、しっかりと準備をしておかなければならないね。

　　　：分かりました。尾渡さん、たくさん、お話をしてくれて、ありがとう！

尾渡　：いいえ。どういたしまして。また、いつでも話を聞きににおいで。

　　　：というわけで、湘南モノレールの社員のみんなや社長の尾渡さんに、いろいろな話を聞いたよ。ボクはとても勉強になったな。夏休みも、もう残り少ないけれど、楽しい夏の思い出をたくさんつくってね！それでは、またね～！！

（文：森川天喜）