こんにちは。ボクは、湘南(しょうなん)モノレールのマスコットキャラクターの"しょもたん"だよ。みんな、楽しく夏休みをすごしているかな?
湘南モノレールのマスコットキャラクターの"しょもたん"
湘南モノレールは、大船(おおふな)と江の島(えのしま)の間、6キロメートルを走っているモノレールなんだ。
モノレールを毎日、安全に走らせるために、どんな人たちがはたらいているのかな?
ボクといっしょに、湘南モノレールの社員(しゃいん)のみんなのところへ、話を聞きにいってみよう!
今回は、駅員(えきいん)の髙野誠司(たかのせいじ)さんに話を聞いてみるよ。
駅員の髙野誠司さん
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:髙野さん、こんにちは!
髙野 :しょもたん、こんにちは!
:いきなりだけど、駅員さんて、ふだん、どんなしごとをしているの?
髙野 :窓口でお客さんにきっぷを売ったり、お客さんが分からないことを案内したり、掃除(そうじ)をしたり......。お客さんが、安全に、気持ちよくモノレールを使っていただけるように、駅でのいろいろなしごとをしているのが駅員だよ。
:へー、髙野さんは、いつも、どこの駅にいるの?
髙野 :湘南モノレールの駅員は、ぜんぶで13人いるから、その日によって、大船(おおふな)駅にいることもあるし、湘南江の島(えのしま)駅にいることもあるよ。
大船駅の改札
:湘南モノレールには、湘南深沢(ふかさわ)駅とか、西鎌倉(かまくら)駅とか、ほかにもいっぱい駅があるじゃん。湘南深沢駅や西鎌倉駅には、駅員さんはいないの?
髙野 :そうだね。駅員がいるのは大船駅と湘南江の島駅の2つの駅だけで、ほかの駅は無人駅(むじんえき)といって、駅員はいないんだよ。無人駅では、お客さんからきっぷを集めたり、お客さんの安全を確認するのは、車掌(しゃしょう)が代わりにやってくれているよ。それに、さいきんは、「PASMO(パスモ)」という、きっぷの代わりになるカードがモノレールでも使えるようになったので、きっぷを買うお客さんは少なくなっているんだ。
:そうなんだ。知らなかった! ところで、髙野さんは、なんで駅員さんになろうと思ったの?
髙野 :ボクは、ほんとうは電車よりも自動車のほうが好きなんだ。だから、なんで、自分が駅員になったのか、じぶんでも不思議(ふしぎ)だったんだよ。だけど、このしごとを続けているうちに、だんだんとモノレールが好きになってきたよ。
:さいしょから電車が好きで、モノレールの会社に入る人ばかりじゃないんだね。ところで、駅員さんのしごとをしていて、うれしいと思うのは、どんなとき?
髙野 :駅員のしごとは、お客さんから、きびしいことを言われることもあるし、大変なことが多いんだ。だけど、お客さんが忘れ物をしたときに、それをさがすのを手伝ってさしあげて、見つかったときに「ありがとう」とお礼を言ってもらえたりすると、すごくうれしいな。
:やっぱり、人の役に立って、感謝(かんしゃ)されるのは、誰だってうれしいよね。ほかに、しごとをするときに気をつけていることはある?
髙野 :そうだね。朝は、会社や学校に遅刻(ちこく)しないように、いそいでいるお客さんが多いし、昼間や休日は、湘南モノレールのことをあまり知らない観光客もたくさん駅に来るよ。だから、時間帯(じかんたい)や曜日(ようび)によって、どういうふうに接すれば、お客さんの役に立てるのかを考えながら行動するのは、大切なことだね。
:なるほど!
髙野 :あとは、たくさんの人と接するしごとだから、コロナにならないように、気をつけないといけないね。
:ボクも、おうちに帰ったら、かならず、うがいと手洗いをするように気をつけているよ! じゃあ、さいごの質問。髙野さんは、今後、どういうふうに駅員のしごとを続けていきたいかを教えて。
髙野 :いまの時代、接客もふくめて、コンピューターや機械(きかい)が活躍する場面が増えているよね。
:きっぷを売る券売機(けんばいき)とか、改札機(かいさつき)とか、機械が多いね!
モノレールの駅には機械がいっぱいあるね!
髙野 :うん。でもね、どんな時代になっても、大切なのは、人と人のつながりや、人間らしい温かさだと思うんだ。だから、そういう心を大切にしながら、「いつまでも愛される湘南モノレール」を目指して、駅員のしごとをがんばっていきたいと思っているよ。
:ボクも、愛されるしょもたんを目指して、がんばるよ。髙野さん、今日はありがとう。
髙野 :どういたしまして! また、駅に来たら、声をかけてね!
(文:森川天喜)
今日の「えのん」くんと、「しょもたん」のコーナー
江ノ電のキャラクター「えのん」くんと「しょもたん」
今日は、何をしているのかな?
湘南モノレールは、今年、全線開通(ぜんせんかいつう)50周年(しゅうねん)だよ!