はじめまして。「いい線いってる夜(よ)」です!
いい線いってる夜って何?!何かのタイトルなの?チーム名なの?とお思いのことと思いますので、まずは自己紹介を。
2019年の6月に新宿で電線愛好家の石山蓮華、ゴムホースマニアの中島由佳、鉄塔ファンの加賀谷奏子の3人で電線・ゴムホース・鉄塔(送電線)の写真を見せ合い、「いいね〜!いい線いってるよ〜〜」と褒め合うイベントを開催しました。その時のタイトルが「いい線いってる夜(よ)」という、ちょっと恥ずかしくなっちゃうほどにダサい名前だったのですが、思いの外なじんでしまいそのままユニット名として使い続けることにしたのです。
そういうわけで、「いい線いってる夜」というのは我々3人のユニット名であり、たまに開催するイベントの名前でもあります。
今度、「線柳」という、線についての川柳を詠むイベントをしますので、ぜひ遊びに来てくださいね!(詳細はいちばん下に↓)
今回は湘南モノレールの「線」に沿って歩き、それぞれが見つけた線をご紹介したいと思います。
湘南モノレールのフリーきっぷ、いい線いってるよ!
歩いたのは1月はじめのある日。お昼すぎに湘南モノレールの大船駅で待ち合わせた。
まずは一度モノレールに乗り、車窓から何か面白いものが見えないかチェック。
...と思ったのに、すでに石山さんが大船駅の2階からめちゃくちゃ写真を撮っている。
加賀谷「え、早い!」
石山「めちゃくちゃいい電線ビューですよ〜〜〜」
すごい早さで電線を発見する石山さん
気を取り直して、いざ切符を購入。
気になった駅があれば途中下車をしたいので、フリーきっぷを購入することに。
フリーきっぷってどれくらい乗るとお得になるんだろう...と思っていたのだが、なんと大船駅↔︎湘南駅を1往復するだけでお得!これは買わない手はない。
乗ってみてわかったのは、モノレールは鉄塔を探すには最適な高さ!建物の少し上の目線から景色をみることができるので、すぐにいくつかの鉄塔を発見することができた。
鉄塔ファンの加賀谷が鉄塔のある場所をマップにメモし、降りて歩いてみたい駅をリストアップ。こういう時にフリーきっぷがあると無駄に行ったり来たりができて本当に便利だ。
加賀谷「大船と湘南江の島を行ったり来たりしてるだけで楽しくない?私が中学生だったら週1でフリーきっぷを買って行ったり来たりするわ...。アトラクションじゃん!!!遊園地レベルで楽しいんだけど。
石山さんはどこか降りてみたい駅ありました?」
石山「近くに坂がある駅で降りてみたいと思ってて...」
加賀谷「坂?!」
石山「坂だと見上げた時や見下ろした時に電線が重ならずによく見えるんです。斜め上から見下ろしているのと同じような感覚で」
石山さんが気になった坂
加賀谷・中島「へぇ〜〜!見たい!」
加賀谷「じゃあ坂のある駅で降りましょう!中島さんは?」
中島「私はモノレールからはあまり見つけられなくて...。適当にどこかで降りて住宅街に入ってみる感じでいきます」
加賀谷「なるほど!じゃあ一旦鉄塔が見えた駅で降りてみてもいいですか?」
石山・中島「はい!」
モノレールの切り替えポイント、いい線いってるよ!
湘南江の島駅から大船方面に戻り、大船駅より1駅手前の富士見町駅で下車。
富士見町駅近く、やや大船駅よりの地点で鉄塔の脇を通ったのだ。
駅を出てまず目に入ったのはモノレールの切り替えポイントだった。
湘南モノレールは単線だが、富士見町駅・湘南深沢駅・西鎌倉駅・目白山下駅で列車が行き交えるようになっている。
これは、切り替えポイントが動く瞬間を見てみたい。
しばらく3人で上を見つめること数分。首が痛くなりそう...と思ったあたりで「ガコン!」とどこからか音がした。
3人「?!...うおーーー!動いたーーー!!!」
思わず声をあわせて叫んでしまった。音がしてからやや間が空いてからゆっくりとポイントが切り替わったのだ。
これはいい線いってる!!
モノレールは7.5分に1本の頻度で運行しているそうなので、切り替えポイントが見たい方は数分待つだけでポイントが動く瞬間を見ることができる。普段はなかなか見ることのできない懸垂型モノレールのポイント切り替えの瞬間、ぜひご覧あれ!
3人「いい線いってるよ〜〜〜!」
モノレールをまたぐ送電線
切り替えポイントを見て興奮したのも束の間、すぐに鉄塔が見えて来た。大船・田浦線の3番鉄塔だ。
こぢんまりとした2回線の鉄塔で、腕金の形は「耐張型(碍子が前後に引っ張られる形で取り付けられている)」だ。モノレールの線路をまたいでいる割にそれほど高くないのは、すぐ傍に建っているからだろう。
工事現場のいい線
中島「あれ?工事中ですか?周りがフェンスに囲まれていますね。」
加賀谷「工事中だけど、鉄塔じゃなくて道路工事だね。鉄塔の周りのスペースが資材置き場になってる。」
工事が終わったら、交差点の真ん中にポツンと鉄塔が建っている状態になるのだろうか。それも見てみたい。
モノレールとの2ショット
その後、ローソンと湘南モノレールのコラボ顔ハメを発見してはしゃいだり、ぽりぽり麺というナイスなローカル麺を購入したりと、散歩を満喫する私たち。
しょもたんとポンタくんの命を預かっているので表情は真剣
石山さんが購入したぽりぽり麺。いい線だ!
電線はカーブがいい
ぽりぽり麺を購入したあとで、振り返って今通って来た道の電線を撮影する石山さん。
加賀谷「何を撮ってるんですか?」
石山「電線はカーブがいいんです!」
加賀谷・中島「カーブ?」
中島「なんでですか?」
石山「カーブって、電柱が重ならずに一望できるんですよ。」
加賀谷・中島「あ!ホントだ!」
加賀谷「全然気づきませんでした。」
建物に落ちた電線の影もいい線いってるよ〜〜
全く違うものが好きな3人で歩いていると、同じ風景を見ていても注目する部分が違って面白い。
1人で散歩するときの3倍の視点になるのでとっても濃い内容の散歩になるのだ。
(第2回につづく)
2回目のイベントを新宿ROCK CAFE LOFT で開催します!
いい線の川柳「線柳」を姫乃たまさんと一緒に詠みたいと思います。
「いい線いってる夜 vol.2 線柳の会」
日 時:2020年2月15日(土) 18:30~(開場:18:00~)
場 所:新宿ROCK CAFE LOFT
ゲスト:姫乃たまさん
チケット:前売¥2,500 / 当日¥3,000(要1オーダー¥500以上)
チケットはこちらから↓
https://eplus.jp/sf/detail/3212650001
【いい線いってる夜】
電線愛好家の石山蓮華、ゴムホースマニアの中島由佳、鉄塔ファンの加賀谷奏子の3人でいい線を称え合うユニット。3人で散歩をし、見つけた線を「いい線いってるよ〜!」と言って褒め合う活動をしている。