いよいよ湘南江の島編の最終回、第4回目です。
季節や情景で、さまざまな印象があった湘南深沢編。今回で最終回です。
これまでは昼間の撮影が中心でしたが、今回は夕方から日没までの時間帯をメインに撮影してみたいとおもいます。今回もどうぞ、お付き合いください。
撮影がひと段落つき、街をブラブラしていると空に一つの細長い雲を見つけました。子供の頃は空に落書きをして「綿菓子」や「ふわふわした子犬」を想像していました。この時も私はその頃を思い出し、この雲がモノレールの真似をしているように思えました。三十路を向かえた今でも、昔と思考は変わっていないようです。
午後のひととき、独特な"ユルい"雰囲気もまた楽しいものです。
特に秋の夕方は過ごしやすくて撮影も捗ります。私はすべての季節のなかで、最も一番好きな時間帯です。
だんだんと日が暮れて空も暗くなってきました。だんだんと夜を意識する頃となりました。自然と日中よりも明るいものに視線が動きます。光への感覚がより一層敏感になってゆきます。
そのおかげで昼間では見つけられなかった、街角の風景にも出会えました。温かな風景にふさわしく、明かりが灯った街灯は一段とオシャレに街を照らします。
ところで、みなさまは写真撮影のゴールデンアワーがあることをご存知でしょうか。この時間帯に撮影をすると、風景がとてもドラマチックに表現されます。大自然も日常風景も全てがキラキラと輝き、優しい暖かな光に包まれます。 新海誠作品にもよく登場する描写です!
この瞬間は1日に二回あり、日の出と日の入りがその時間帯とされています。太陽の位置が低く、横から光が差しこむ状況が、とくに写真映えするのです。
日の出の時間帯は一瞬ですが、日の入りの時間帯は夕方から、比較的長い時間楽しむことができます。特に秋の夕景はとても情緒的で、写真でも多くの傑作が生まれてきました。写真愛好家の人には日中はお昼寝をして、朝夕のゴールデンアワーだけ撮影する人も多いそうです。それだけ魅力的な時間帯なのですね。列車のライトもレールを照らします。上向きのライトもモノレールならではの構造ですね。夕焼け空をきれいに撮影するコツはホワイトバランス設定にあります。
撮影設定はデジタルカメラのメニューから、ホワイトバランスという項目を選択します。通常撮影はオートで良いのですが、夕焼けの色を強調するときには 「曇天」や「蛍光灯」に設定して撮影してみましょう。そうすると空の雰囲気が目で見えているよりも綺麗に撮影できるのです。
夢中で撮影していると、どっぷりと日が暮れてしまいました。今回で湘南深沢編は終了となります。大きな街と湘南の海、両者の中間に挟まれた、この駅も様々な魅力に溢れる駅でした。
ぜひ「江の島への近道」で途中下車をして、沿線の楽しさを味わってくださいね。さて次回はどこへ行きましょうかね。「ジェットでGO!GO!!」は続きます!!