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2019年も終盤に入り、春の暖かさが恋しい季節となりました。冬を前に小春日和のこの頃ですね。今回も引き続き湘南深沢編なのですが、今回は趣向を変えて、季節をすこし巻き戻した春のうららかな風景をお届けします。年の瀬、忙しい時期に向かって行く前に、ホッと一息。ぜひ、あの季節の心地よい風を思い出しながら、お付き合いください。
さて湘南深沢駅の江の島側の上り勾配は多くの桜が咲いています。関東の桜は3月下旬から4月半ばまでが見頃となります。湘南モノレールの沿線もこの頃が最も見頃を迎えます。この日も春の陽気に誘われて、カメラ片手に沿線へと繰り出しました。
前回の記事でも登場した湘南深沢駅から続く坂には、数多くの桜の木が植えられています。春には桜並木を眼下にモノレールが走って行きます。普段は通勤に使う路線でも、何だか足取りも軽くなるようなワクワク感がありますね。今年の桜は開花期間が長く、一週間近く見ごろが続きました。
この時も桜の姿と列車を一緒に写し込もうと、いろいろなアングルで撮影をしました。前回の記事では望遠レンズが大活躍でしたが、大きな桜の木を入れようとすると広角レンズの出番が多くなります。私の撮影カバンにはいつもカメラが二台とレンズが二本入ってます。レンズはそれぞれ、広角から望遠までの領域がカバーできるように構成しています。特に近頃のミラーレスカメラは軽量でありながら、高性能で撮影行では欠かせない存在となっています。
列車と桜の組み合わせといっても、そのバランスはいろいろとあります。
写真によっては桜の木全景を入れる場合もあれば・・・
思い切って列車を一部分だけ切り取る構図もまた良いものです!
桜の量は少し控えめですが、青空が多く入って色彩としては悪くないバランスとなりましたよ。湘南モノレールは運行本数が多いので、色々な写真にじっくり取り組むことができます。納得のゆくまで試してみましょう!
また花や葉っぱなどは逆光で撮影すると、透過光によって美しく見えます。鉄道写真に限らず、自然写真やスナップ写真でも使える要素です。写真の基本は太陽を背にした順光ですが、逆光側も積極的に撮影したいものです。1日居ても飽きない沿線の隠れた名写真スポットが湘南深沢にはあります。
桜だけではなく、少し時間が経つと新緑の季節にもなります。雨も多く降って、青々とした風景もまた良いですね。湘南といえば夏のイメージが強いですが、モノレールの沿線は海以外にも、山や街があるので四季折々の楽しみが見つかります。さて、桜との撮影もここで終了です。
桜の木は秋には葉っぱが紅葉となります。つまり今回と同じ場所から紅葉の撮影も楽しむこともできるので、ぜひ秋の良き日にも撮影に出かけてくださいね。
さて次回はどんな写真が撮れるのか!湘南深沢編は最終回を迎えます。