しばらく歩くと、アジサイの名所として有名な長谷寺に到着。入り口の前にはお土産屋さんが立ち並んでいて楽しげな雰囲気です。海外からのお客様もたくさん。
鎌倉歴は長いのですが、長谷寺に入るのは初めてです。山門の大きな赤い提灯が印象的。
山の傾斜に沿ってつくられた境内はどこもきっちりお手入れされていて、整然とした美しさを感じました。このお寺が人気である理由がわかるような気がします。
ポップな色合いのお線香に惹かれてパチリ。
鮮やかな色の絵馬たちは、見る人の心を明るくしてくれます。
見晴台からは相模湾を一望できます。海からの爽やかな風が、疲れを吹き飛ばしてくれるように感じました。
お寺を出たあとは、徒歩1分くらいの場所にある「陶工房DAN」さんへ。こちらは、陶芸体験教室です。
長谷寺へ向かうとき、素敵なお店の外観と、看板が見えて気になっていました。「当日デキマス」の文字に惹かれ、飛び込みで参加させていただくことにしました。
店内には何台も「ろくろ」が。うす茶をした粘土の色を見ていると落ち着きます。
体験できるコースは「電動ろくろ」と「手びねり」の2種類。電動ろくろで作った、つるりとした質感の陶器も魅力的でしたが、自分の思い通りにじっくり作りたい方は「手びねり」の方が良いとお薦めされ、そちらを選ぶことにしました。
必要な道具はすべて貸し出していただけるので安心です。
手びねりは、ろくろを使わず、自分の手で粘土をつぎ足していき形をつくります。
スタッフさんが丁寧に作り方を教えてくださいます。立体物制作になると途端に不器用さを増す私でも「できる!」と思えました。
円形の土台の上に、紐状にした粘土をぐるりと巻き付け、高さを出していきます。少し冷たく、しっとりとした粘土の手触りは、最高に気持ちが良いです。
自分のペースで黙々と作業できるのが嬉しい。
最初はマグカップをつくろうとしましたが、途中で「おつまみを入れる小鉢」の方が実用的かと思い、そちらに方向転換しました。
なかなかいい感じではないですか?
形ができたら、最後は、ほうきのような刷毛に白化粧土をつけ、器に塗りつけます。これを「お化粧する」というのだそうです。白くお化粧した小鉢、かわいい。
1時間くらいの体験でしたが、少し冷たく、しっとりとした土に触れているあいだは、時間が止まってしまったような感覚でした。歩き回るのとは違った充実感でいっぱいです。
作った器は、焼き上がったあと、自宅に郵送してくださるそうです。楽しみ。
つづく