こんにちは。写真家の大村祐里子です。
「フィルムdeブラーン」は、そのとき自分が何をしたいか、で内容を決めています。今回は「ガッツリ観光したい!」気分だったので、有名観光地・鎌倉から江の島までを徒歩と電車で移動してみることにしました。
カメラはCONTAX Aria、レンズはCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.4、フィルムはKodak PORTRA 400です。
まず!鎌倉といえば鶴岡八幡宮。小さい頃、よく遊びにきていた場所です。しかし、大人になってからは訪れていなかったので、もはやどんな場所だったか思い出せず......。そこで、数十年ぶりに覗いてみることにしました。
鶴岡八幡宮の始まりは、源頼義が氏神として信仰していた京都の石清水八幡宮を、由比ヶ浜辺に祀ったことだそう。のちに、源氏を再興した源頼朝が、治承4(1180)年に現在の地に遷し、建久2(1191)年に鎌倉幕府の宗社として鎌倉の都づくりの中心としたのだそうです。
長く立派な参道を歩いていると、当時の鎌倉へトリップしたような気分になります。午前中にも関わらず、多くの観光客で賑わっていました。
可愛い兄弟がお参りしていました。
せっかくなのでおみくじを引いてみることに。
「小吉」でした。可もなく不可もないこの感じ。妙に自分らしい。
ぶらぶらと歩いていると、橋の向こうに人だかりが見えました。気になったので、橋を渡って「旗上弁財天社」の方へ。
橋のたもとには、なんと、白い鳩がたくさんウロウロしていました。みなさん、この鳩たちを見たくて集まっていたのですね。ピンク色のくちばしと足が愛らしい......。人間に慣れているのか、近づいても飛び去ったりせず、たくさん写真を撮らせてくれました。ナイスモデル。ここで飼われているのかな?
池は蓮でいっぱい。
鶴岡八幡宮を出たあとは、参道と並行に走る商店街「小町通り」へ。さまざまなお店が立ち並んでいて、歩いているだけでもワクワクします。
レトロな外観のお店を発見するたびに立ち止まってしまいます。白とピンク、さきほどの鳩の配色と一緒。
お店の軒先に栗のトゲトゲが置いてありました。栗を使ったお料理のあとでしょうか。こんなところから、秋を感じます。
つづく