毎度「ジェットにGO!GO!!」をご覧いただき、ありがとうございます。最初は撮影可能距離の短さに戸惑いを感じていたが、写真のパワーで何とか乗り切れるでしょうか?湘南江の島編まだまだ続きます!
駅を降りて龍口寺の方向へ歩いて行くと、山に向かう道を見つけました。きっとこの先はモノレールの軌道の下に続いているはずです。とても歩道が狭いので歩くのにも少し注意が必要です。しばらく歩くとちょうど駅に到着する列車が見えてきました。
やっぱりモノレールには青空!似合いますね。思い切って構図を縦位置にしたことで空間の高さを意識させています。ステンレスの車体もキラリと輝きます。
この場所は軌道からの距離も近いので、標準から広角レンズが使いやすいですね。ただし、気をつけなければいけないのは、あまり広角レンズで被写体に近づきすぎると、車体のお腹ばかりが強調されてしまうので工夫が必要です。
またシャッタースピードも早い方が良いですから、カメラの設定をS(シャッター優先)モードかスポーツモードにしましょう。ブレずに高速シャッターで撮りましょう。今回は周囲の緑色に合うように、車体の帯色が緑編成を選びました。
広角レンズでモノレールを撮るとダイナミックに写ります。列車全体を撮影しても良いですが、自由自在に切り撮ることもオススメです。ただし、背景に来る空が曇りの日は要注意です。白背景で撮るよりは、青空バックの方が気持ちよく感じます。そして、雲もアクセントとなります。良いタイミングをじっくり狙ってくださいね。
前回は様々な撮法をご紹介しましたが、今回もまた撮影方法をひとつお教えいたします。それはコラボ撮影です。プロカメラマンの現場では「○△と絡める」などと言いますが、こちらではコラボといった方が連想しやすいと思います。
この撮法にはちょっとしたコツがあるので詳しく説明したいと思います。①から③の手順を覚えてしまえば簡単に良い写真が撮れますので、ぜひやってみてくださいね!
①「列車と一緒に写したいもの」を決める
②「画面の中での大きさのバランス」を決める
③「ピント位置で主役」を決める
この①~③を意識して撮影できればOK です。早速見てみましょう。
今回この場所気になったものは、湘南江の島駅に設置されている螺旋階段です。螺旋階段はいつ見てもオシャレですね。これは【①「列車と一緒に写したいもの」を決める】に当てはまりそうです。
次に【②「画面の中での大きさのバランス」を決める】を考えます。例えば螺旋階段全体を入れて撮りたいと考えると、このような写真になりそうです。しかし、いまいち列車が目立たないような気がします。
それでは横位置の構図ではどうでしょう。階段は一部だけとなりましたが、こちらの方がバランスは良さそうです。何度も試してみましょう。最後に【③「ピント位置で主役」を決める】ですが、こちらは画面の中でどちらが主役となるかを意識して撮影しましょう。
さらに今回は空の雰囲気にこだわってみます。ここからは撮影者の感性やオリジナリティーが重要です。無理に工夫する必要はありませんが、「こう撮ってみたい!」という気持ちが湧いてきたならば、それを大切にしましょう。
また夢中になって時間を忘れて撮ってしまいました。
狭い場所での撮影は手持ちで落ち着いて安全に撮りましょう。きっと表現豊かな写真になりますよ。さて次はどんな写真が撮れるのか!まだまだ「ジェットでGO!GO!!」は続きます