湘南モノレールバー人(ジン)図鑑
ファイルナンバー.5
太田トラベルさん
●太田トラベルさんTwitter
https://twitter.com/otatravel
●トラベル鉄道のブログ
https://ameblo.jp/ota-yuki/
------------------------------------------------------------------------------------
鉄道大好き芸人、レールがない鉄道に萌える
第1回 鉄オタ、空中へ飛び出す加速にオタオタ
「オタク」というとちょっと「キモイ」イメージがあるかも知れませんが、タモリさんやマツコさんが注目すれば賞賛さえされる時代になりました。中でも鉄道オタクはすっかりおなじみになり、すでに人気者になっている人もいますよね。
今回湘南モノレールに乗ってもらうのは太田トラベルさんです。かつてコンビ解消後にピンで出演する際、好きな鉄道ネタを披露したところ「思ったよりウケた」のを境にネタを絞って「鉄道大好き芸人」を名乗るようになったとか。
ところが、まさかの湘南モノレール未体験が判明。そこでさっそくお呼びしました。乗ってもらって「湘南モノレール大好き芸人」を名乗ってもらいましょう(笑)。
午後から急に用事が入りあまりゆっくりできないとのことで、いつものJR・湘南モノレール・江ノ電に乗ることができる「鎌倉江の島フリーパス」ではなく、今日は湘南モノレール大船駅の自販機で「1日フリーきっぷ」を600円で購入します。
大船駅から湘南江の島駅までの8駅が一日乗り降り自由で特典が盛り沢山。さあ、半日ですがたっぷり楽しみましょう。
切符購入の姿といい、自動改札を通る姿といい、やっぱりこのコスチュームは違和感ありますね。一般の方にはホンモノかニセモノかの区別がつかないかもしれません。
そこで、今日は取材用にお借りした「湘南モノレール」と書かれた腕章をあえて巻いてもらうことに。これで安心!と思ったのですが、実際には「すみませーん」とかえってひんぱんに声を掛けられることになってしまったようです。
「大丈夫です、この格好で営業に行くとどこでもあることですから」と笑ってくれました。
お約束の顔出し。
これもよく考えると、おかしなビジュアルですよね。運転士さんか駅員さんが楽しんでいるみたい。
「まずは時刻表ですよねー。必ずこれはチェックします。ふんふんふん...」
とうなずいていると、列車が到着するアナウンスが聞こえてきました。
「先頭に乗りたいので前へ行きましょう」
と歩いていく太田さん。先頭の乗降ドアの列に並びます。
おぉ、シュール!
乗客に挟まれ立っている駅員さん?
「立ち位置はそこじゃないだろー」と突っ込みたくなる絵ですね。両隣の方、失礼しました。
そうそう、そういえば駅の待機列といえば乗降口の前に真っすぐ(列車に対して90度)に伸びる姿をよく見かけますが、湘南モノレールは横に並んで先で折れて戻るスタイルなんですよね。
さあ、このレッドラインの車両に乗り込みます。
「よくジェットコースターみたいだって聞きますよね。いやぁ、楽しみです」
と言っているうちにベルが鳴って車両が動き出しました。
「おっ、いきなりだ」
「すごい加速ですね。想像していた以上です」
「ちょっと怖いくらいで、なんだか反対に笑っちゃいますね」
「足を踏ん張ってないとやばいなぁ」
加速し左右に揺れながら進むと、やがて住宅街を見下ろすエリアに。
「ほっ、ちょっと安定してきた」
「ここは道路の上を行くんですね。不思議な感覚。それにしてもかなり高いですね」
「大船駅から発車した時もそう思ったんですけど、完全に空を飛んでる感じですよね~」
「怖いけど、だんだん気持ちよくなってきた」
と言っていると...
「地面がだんだん近づいてきた」
「あー、底をすっちゃいそー、怖い怖い」
そしてトンネル突入です。
「ハンパないスピード感ですね」
スピード感をより体感しようと前を覗き込む太田さん。
「高いところを走るモノレールにトンネルなんてあるんだ」
「いやぁ、この先にどんな景色が待ってるのか、ワクワクしますねぇ」
芸人としての格好をしていますが、すっかり一鉄道ファンとして楽しんでいただけているようです。