檑亭を出て、また道なりに進んでいきます。ときどき、沿道を京浜急行バスが通り過ぎていきます。小さい頃からあのビビッドな赤とシアン色をしたバスがなぜか好きで、今回もすれ違うたびに写真を撮ってしまいました。バスのお尻がかわいい。
なんだか素敵な建物がある!と思って覗いてみると「鎌倉山集会所」という看板が出ていました。こちらも木漏れ日が美しい......。この鎌倉山集会所の脇の道をくだっていきます。
道端には、落ちた花びらたちが生み出したピンク色の絨毯が。こういうものを見つけるたびに幸せになります。宝物は足元にも隠れていますねえ。
しばらく坂道を下っていくと、住宅地の中に突然、池があらわれます。これが「夫婦池公園」です。2つの池(上池・下池)があり、鬱蒼とした緑に囲まれています。
公園側から見ると、このような感じです。住宅地の中のオアシス。
上池の横から散策路が延びていたので、入ってみました。進んで行くにつれ、傾斜が厳しくなってきて「そうだ、ここ山だったわ」と思い出しました。ロングスカートを履いてきたことを激しく後悔しました。もっと歩きやすい格好をしてくればよかった!
ゼエゼエ言いながら10分ほど歩くと頂上に。見晴らしが良く、登りきった!という達成感があります。上から見下ろす「く」の字の散策路がいい感じ。
下りは植物を観察する余裕がありました。
上池と下池をつなぐ「水辺のさんぽ道」は風通しが良く、歩いていて爽やかな気分になりました。
下池の周辺には防空壕跡もありました。そこだけ冷んやりした空気が漂っていて、覗きながら少し緊張しました。
つづく