鎌倉で唯一のボウリング場である「湘南ボウル」。
湘南深沢駅から徒歩3分。湘南モノレールの車両基地のすぐ近くにあります。
あのボードのウラ側には何が?
先日、湘南ボウルのウラ側を見学する機会をいただいたので、その時の様子をご紹介いたします。
案内していただいたのは、湘南ボウルの支配人、山下さん。まずは、レーンの奥にあるボードを持ち上げて、ボードのウラ側がどのようになっているかを見せていただきました。
よいしょと持ち上げると...
ボードは手前に持ち上げられるようになっていて、その奥は、下の写真のようになっています。
ボードの奥はこんな感じに
右下、ガターについている丸い白いものにご注目
上の写真の右下にある丸い白いものがセンサーになっていて、ここをボールが通過すると機械が動き始める仕組みになっています。
レーンの途中にある黒い物体にご注目
次は、レーンの途中にある黒い物体にご注目ください。この中はこのようになっています。
ピンカウントカメラ
黒い物体の中にはカメラが仕込まれています。撮影しているのはピンの位置。これにより、どのピンが倒れたか、ということを記録します。
ボウリングの時、ボールを投げたら「どこのピンが倒れたか」がモニターに表示されますが、それはこのカメラで撮影されたデータがもとになっているのですね。あともうひとつ、モニターで確認出来るもので思い浮かぶのが投球速度。これはどこで見ているのかというと...
矢印の箇所にご注目
レーンの途中にある矢印の部分のセンサーと、先ほどみたボードのウラ側にあるセンサーが関係していて、ボールがこの二か所を通過したタイミングから速度を計算しています。
また、上の写真のレーンの木目をご覧ください。最近のボウリング場のレーンは、合成素材に木目を印刷しているものがほとんどですが、湘南ボウルのレーンは木材にコーティングを施した昔ながらの本格的なつくりとなっています。だから木目もホンモノ。最近ではこのようなレーンを使っているボウリング場は貴重な存在だそうです。
タイヤのような丸い黒いものがずらり
さて、今度はボードのウラのウラ側、つまり、ピンが並べられている場所よりもさらに奥に移動しました。
機械が動く音や、ボールがピンをはじく音などが、大音量で響き渡ります。ずらりと並んだ黒いものの上によじ登ってみると...
こんな感じ
上からみた様子(ピンの流れは右から左へ)
タイヤのような丸い黒いものの内部には、ぐるぐる左回りに回るベルト(ピンエレベーター)があり、レーンにあったピンはそのベルトに乗って上まで運ばれます。そして、横になった状態でひとつひとつの場所に格納されていきます。10本全て揃ったら、横から縦に向きを変え、全てのピンがレーンの正しい位置に置かれるしくみです。
普段は縦に立っているピンが、横に寝かされてなされるがまま、それぞれの部屋に戻されていく様子は、なんだかちょっとカワイイ光景でもありました。
まだまだ色々なしくみが?!
以上、ウラ側見学レポートでした。
帰りがけ、スコアを少しでもあげるためにはどうしたらいいのか、山下さんに伺うと「ピンをみて投げるのではなく、スパットをみて投げることからはじめるといいかもしれないですね」とのお返事がかえってきました。
スパット。
思うがままに、カッコいいフォームで投げられるようになったら、最高なんでしょうね。年齢性別関係なく楽しめるというボウリング。今からでも気合いを入れて練習すれば、そんな上達も夢じゃなかったりして?!
併設するボウリングショップ「プロショップ塚原」(所属プロボウラーの塚原次雄プロがオーナー)に展示されているグッズを眺めながら、買うならこのボールとこのシューズで...と妄想はどこまでも続くのでした。
湘南ボウル
http://www.shonan-monorail.co.jp/wayside/shonanBowl/
湘南モノレール「湘南深沢駅」から徒歩3分
〒248-0022 神奈川県鎌倉市常盤18
0467-44-5131
※湘南ボウルのウラ側見学について
「ボウリング場のおしごと体験」では、普段は見られないウラ側(付帯設備)の見学ができます。日程などの詳細は、湘南モノレールのホームページでチェックしてくださいね。