2018年4月1日、湘南モノレールの湘南江の島駅では、エレベーターの供用を開始しました。同日には、交通系ICカード「PASMO」サービスも開始され、駅の様子はガラリと様変わり。そこで、今回は、湘南江の島駅をぶらぶらして、新しくなったところをみていきたいと思います。
湘南江の島駅に到着して、「あ、なんか変わったかも」ときっと感じていただけるのはホームの色。空から海へ、の湘南モノレールにぴったりの、きれいな青色になっています。
改札へ向かうと、PASMOサービス開始前には全く無縁だったものがありました。
チャージ機
ICカードを置いてチャージするタイプです。「ピッピッピッ」と音が鳴ったらチャージ終了の合図。そして手前味噌ですが、こんなかわいいイラストもついています。
チャージ機のイラスト
今までホームより一つ下の階にあった改札は、ホームと同じフロアになりました。ICカード対応の新しい改札機の上には、デジタルサイネージのモニターがふたつ。ここには、沿線の最新情報やイベント情報など、様々なお知らせがかわるがわる表示されます。
デジタルサイネージ
左の画面にご注目ください。4月1日より、湘南モノレールのロゴも新しくなりました。
空の色(sky blue)と海の色(sea blue)で彩られているMonorailの頭文字「M」のマークは、起伏に富んだ地をモノレールが颯爽と駆け抜ける光景をモチーフにデザインされたもの。「湘南モノレール」の文字もより現代的なデザインになりました。
右の画面は、我らがしょもたんとPASMOのロボット。待望・感動の2ショットです。
ソラdeブラーンのお知らせも
ところで、このモニター、よく見ると上にある写真の通り、桁(線路)にぶらさがっています。車両以外のものがぶらさがっているのはなんだか新鮮で不思議な感じ。
駅務室
改札横にある駅務室です。今までの湘南江の島駅の駅務室は、ちょっと暗くて、薄暗闇の中に駅員さんが佇んでいる...という印象でしたが、こんなに明るくなりました。
さて、いつもは切符を入れていた改札にPASMOをタッチ!してみました。普通に改札の扉がパカッと開き、本当に湘南モノレールでPASMOが使えるようになったんだ、と実感。乗車した時にも感じた感動が再び。本日二度目のしみじみタイムです。
近くのフロアサインをみるとここは5F。ホームが5Fにあるのは以前と変わりはありません。とりあえず出口のある1Fまでは階段で降りてみることに。新しい建物のにおいを感じながら4F、3F...と階段を下りていくと、各階にあるフロアサインのデザインがそれぞれ違うことに気付きます。
各階のサイン
5Fはモノレール、4Fは白灯台...といった具合に、全てに異なる湘南の風景が。
駅の中で随所にみられるさまざまな案内表示にも、同じテイストで色々な種類のイラストが描かれています。どれも沿線にゆかりのあるものばかりで、これはどこだろ(なんだろ)?と、ついついチェックしたくなります。まだまだこれからたくさんのサインが登場する予定ですのでご期待ください。
時刻表と所要時間表のサイン。江の島のバックには富士山
1Fに着きました。新しくできた「鎌倉口」は、龍口寺へのアクセスに便利な位置にあります。
湘南江の島駅鎌倉口
現在は工事中でまだ通過できませんが、湘南江の島駅には「鎌倉口」のほかに、江ノ電江ノ島駅への近道「江の島口」と、しだれ梅や元使塚がある常立寺にアクセスしやすい「藤沢口」が出来る予定です。
念願のエレベーターで5F改札口へ
改札口へ戻る時にはエレベーターを使ってみました。エレベーターは、入ったドアと反対のドアが開くタイプになります。これで、車椅子やベビーカーのお客様にも不自由なくご乗車いただけることかと...念願のエレベーターです。
今後、11月にはエスカレーターの供用が始まり、2019年1月末にはテナントゾーンがオープンする予定です。それに向けて、駅も日々変わっていきます。例えば、今はまだこんな感じのところも、次に来た時には変わっているかもしれません。
修復跡が地図みたいな旧ホーム部分
紙にガムテープ
今後もますますビフォーアフターが見逃せません。最終的な完成イメージはこちらです。
完成イメージ(2019年1月末予定)。
最後に、ホーム内に新しく設置された柵のV字をご紹介します。これは車両のヘッドデザインと同じかたち。両方のV字が揃うように写真を撮ってみようと、少し中腰になり、曲げた膝をプルプルさせながら撮影してみました。
期間限定ヘッドマークをつけた「GWこどもの日トレイン」と一緒に
GWは沿線各地でたくさんのイベントをやっています。新しくなった湘南江の島駅も散策しつつ、楽しいGWをお過ごしください!