江の島は龍の島。いたるところで龍の姿をみかけます。ひとつひとつ数えた方によると、その数なんと50以上!数もすごいけど、数えた方もすごいですね。が、今回は龍ではなく亀。江の島で見られる亀たちのご紹介です。
稚児ヶ淵から岩屋洞窟へ行く途中、波間に見え隠れする亀。地元片瀬にある「中村石材」の先代がノミをふるったものと言われているそう。
江戸の絵師・酒井抱一が描いた奥津宮の「八方睨みの亀」。原画は江島神社に保存されており、今見られるのは模写だそうです。どこから見てもこちらを睨んでいるようにみえる、とのこと。実際、色々な角度からみて納得。どこからでも目が合いました。
奥津宮より少し手前、大いちょうの木の下に置かれている亀石(亀甲石)。
1806年、弁秀堂という人が弁財天を信奉し、写経した金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう)をここへ納め、上に置く石を探したところ、亀の形をした石を発見。それを江の島に奉納したそうです(「武江年表」より)。
たまたま居合わせた方と「うーん、亀と言われれば亀だけどただの石っぽいかも...」と話をしていたら、別の方が「よくみたら甲羅の模様があるでしょ」と。確かに!
奥津宮手前にある「手水舎」に設置された亀。この手水舎の柱の下にも亀がいます。
最後はホンモノ。写真のように日向ぼっこをしていたり、水底でじっとしていたり。長い間、この小さな池で暮らしています(中津宮広場の前あたり)。
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「江の島」