笛田公園近くにある仏行寺(ぶつぎょうじ)。本堂の裏には大きな池があり、その先に植えられているたくさんのツツジはシーズンになると本当に圧巻です!
仏行寺。
毎年GW頃には、本堂裏山の傾斜一面が満開のツツジで埋め尽くされます。
▼ホントにスゴイ!ドローンからみたシーズン中の景色
さて、そんなツツジの山を登っていくと頂上にあるのが「源太塚(げんたづか)」。梶原源太景孝(かじわらげんたかげすえ=梶原景時の息子)の片腕が埋まっているとかいないとか。妻の信夫(しのぶ)が夫の死を悲しみ自害した塚だともいわれています。
源太塚。
源太塚への道は、急な登り坂が続きちょっとした山登り。そして、もしかしたら、最後の最後で道に迷って同じところを右往左往...という方もいるかもしれません(はい、ここに)。少々大変ですが、小高いだけに、周囲の街並みがぐるりと見渡せる隠れ展望スポット!気合いを入れて登る価値アリです。
源太塚へ行く途中。やぐらや石像、石塔が見られます。
だいぶ上まで登ってきました。本堂裏の池を上から見下ろしたところ。
そして、自害した妻の信夫を偲んでつくられた「しのぶ塚」は、鎌倉山の住宅地の一角に佇んでいます。「こんなところに?」という、このひっそりとした感じが、この塚が建てられた経緯を表しているような。宅地開発で現在はこの地にありますが、建てられた当時は仏行寺の源太塚と向き合って建てられた、と伝えられています。
鎌倉には色々なストーリーがありますね。
ひっそりと佇むしのぶ塚。
----------------------------------------------
モノ散歩-湘南モノレール「湘南深沢駅」から徒歩17分
「仏行寺」
神奈川県鎌倉市笛田3-29-22