江の島への近道 湘南モノレール株式会社

ぶら喜利(後編)

弁慶に何か書かせる義経

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江ノ電と言えば緑の電車のイメージですが、いろんな車両があるんです。

すぐ横を走り抜ける江ノ電から風を感じながら、南へと向かいます。

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江ノ電の腰越駅。道路を走る江ノ電とはここでお別れ

oogiri_sampo033.jpg満福寺への石段

さらに南へ5分ほど歩くと、次のオススメスポット・満福寺への石段がありました。ちなみにここは踏切。建物スレスレを通る江ノ電も、鎌倉散策の見どころですよね。

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とはいえやっぱり近すぎて、毎回「わ」っと声が出ます。

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石段を登ると、満福寺がお出迎え。

満福寺は源義経ゆかりの寺。平家討伐後、兄・頼朝の命に反したという理由で鎌倉入りを許されなかった義経は、頼朝に宛てた書状で無実を訴えました。

「腰越状」と呼ばれるその書状の下書きをしたためたのが、ここ、満福寺なのです。

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「義経腰越状」の像もあります。

筆を執る弁慶を見つめる義経......

これは大喜利の予感です。「写真で一言」ならぬ「像で一言」といきましょう。この像に一言加えて下さい。

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西村 「忘れた物は?」「保冷バックに入った豚まんです」

井上 「平家を討伐した帰りに、新大阪で豚まん買ったんですね」
村田 「西村さん、書くの早かったですね」
西村 「これ、数日前に僕が実際にやっちゃったんです」

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ヤスノリ 「宿題は自分でやらないと身につかないのに......」

西村 「弁慶が代わりに解いてるんだ」
井上 「この長さ、作文を書かせているかもしれないですね」
宮田 「しかもちゃんと書くか見張ってる」

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井上 「TOEICの試験監督がめっちゃ近い」

ヤスノリ 「すぐ横で見てる」
西村 「町で受験するの一人しかいなかったのかな」
村田 「TOEICだけど筆で答えるんですね」

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村田 「印刷所待たせてるんだよ!早く描け!!」

井上 「義経、編集者だったんですね」
西村 「弁慶は週刊の連載持ってるのかな」
宮田 「印刷所が待ってるならもう書かないとダメだね」

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西村 「怒ってる先生が仕事の続きをはじめたところ」

西村 「これはね、弁慶が先生で、義経が怒られてます」
井上 「あ~! 一通り怒り終わったところ!」
ヤスノリ 「義経もいつ帰ったらいいかわからないんですね」
西村 「終わったかな......と思うと、『だいたいな......』とか言い出すの」
井上 「そうとしか見えなくなってきた」

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義経→生徒、弁慶→先生のイメージでもう一度見てみましょう。

腰越状で許しを請う義経でしたが、その願いは受け入れられず、義経はやむなく京都に引き返すことになりました。

我々は引き返すことなく先を急ぎましょう。

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海が見えてきました。


浜辺から鎌倉高校前へ

湘南江の島駅から南へ南へと歩き、ついに海にぶつかりました。目の前に相模湾が広がります。

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波打ち際まで迫る宮田&西村

湘南といえばやはり海。広い意味での「オススメスポット」と言えるでしょう。となれば、ここでも大喜利をしてみましょうか。

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浜辺でホワイトボードを抱えるみなさん

お題は「新しいマリンスポーツを考える」。ヤスノリさんからの出題です。

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井上 「海割り」

ヤスノリ 「モーゼだ」
西村 「これは距離を競うんですか?」
井上 「距離を競う部門と、幅を競う部門があります」

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宮田 「ビーチ将棋」

宮田 「潮が満ちる前に打ち終わらないとダメ」
村田 「駒が流れちゃいますね」
井上 「木製だから飛車とかプカプカ浮くんでしょうね」

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ヤスノリ 「早くタンカーを見つけた人が勝ち」

ヤスノリ 「水平線をじーっと見て、見えたら挙手」
井上 「動きのない競技......!」
西村 「それは視力検査なのでは?」

そろそろ日もかげってきました。ここからは海沿いに、国道134号線を東へ。ゴールが見えてきました。

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江ノ島電鉄 鎌倉高校前駅

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踏切付近に人がたくさんいます

鎌倉高校前駅は、アニメ『スラムダンク』の舞台となった街。駅そばの踏切は、ファンの「聖地巡礼」の場所でもあるのです。行き交う人々の言葉は中国語や韓国語。アジアのスラムダンクファンが訪れます。

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江ノ電と湘南の海を写真に収めるため、江ノ電の通過を待つ

ではここを最後の大喜利ポイントにしましょう。お題はシンプルにこの光景から......

「みんな、どうして集まっているんですか?」

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村田 「沖のほうで長澤まさみが素潜りしてるというTwitter情報」

井上 「デマだ」
ヤスノリ 「みんな完全に踊らされている」
西村 「ネットは怖いな」

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西村 「そういう趣味の人たち」

ヤスノリ 「身も蓋もない」
井上 「もう疲れちゃったのかな?」

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ヤスノリ 「え?あなたもその手紙で呼ばれたんですか?」

西村 「謎の組織からの招待状が」
井上 「惨劇の幕開けじゃないですか」
ヤスノリ 「犯人もいっしょに紛れているパターンでしょうね」

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最後のお題に頭を悩ませる一同......おや?メンバーが増えている......?

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社長!

湘南モノレール株式会社代表取締役、尾渡社長じゃないですか! まさかの緊急参戦です。

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社長 「踏切をモノレールが横切るかも?」

井上 「これですよ!」
西村 「これまで僕ら、モノレールに全然絡めてなかったですよね......」
宮田 「忖度のソの字もない」
ヤスノリ 「今まで何をやってたんだ」

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予想に反してちゃんと江ノ電が横切りました。


湘南江の島駅を出発して、龍口寺→江ノ電もなか→満福寺→鎌倉高校前と歩いてきました。風光明媚な散歩コースも、大喜利のお題を挟んでみるとまた違った形に見えてきます。観光の楽しさと、想像の楽しさ。1つのコースで2度おいしい。

湘南鎌倉は散歩道の宝庫。またみんなでホワイトボードを抱えて、ブラブラと散歩できたらと思います。

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江ノ島に光が差す光景はとてもきれいでした

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井上マサキ(ぶら喜利)
ライター。路線図研究家。新婚旅行で訪れたロンドンで路線図に目覚め、路線図を「図」として意識し始める。イベント「路線図ナイト」では、企業が作った路線図を「インディーズ路線図」と呼ぶなどして鑑賞。人からどこで乗り換えたらいいの?とよく聞かれるが、暗記しているわけではないので結局検索している。好きな路線図はロンドン地下鉄、プラハ地下鉄、福岡市交通局。Twitter(https://twitter.com/inomsk)&HP(http://www.inoue-masaki.com/
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