毎度「ジェットにGO!GO!!」をご覧いただき、ありがとうございます。前回までのお話は始発駅の大船とその周辺でしたが、今回は列車に乗って一気に終着駅まで移動です。意気揚々と列車に乗り込んだものの、ある試練が待ち受けていました。それは・・・
道路の上を飛び、家をかわして、トンネルを2つ抜け・・・まさにジェットコースターの走行を堪能しながら、あっという間に終点の湘南江の島に到着しました。鎌倉市から藤沢市まで移動してまいりました。片道310円で大船から14分!!一度この便利さを味わうと、やめられません。さて、今回ご紹介する終点の湘南江の島ですが、この駅舎2018年にリニューアルオープンとなり随所にオシャレさを感じることができます。
このMはご存知、湘南モノレールのロゴマークです。新駅舎の入口のドアにデザインとしてあしらわれていました。遊園地にある隠れキャラクターデザインを探すようで楽しいですね。カメラを持っていると不思議なもので、何気ない光景でも色々と気づくことがあります。ファインダーを通してみる風景は何か魅力的なものを感じます。
海に面した街並みに突如として現れる高いビル。
そう、何を隠そう(?)こちらが湘南江の島駅です。駅舎の高さも5階と結構高いのですね「よく、ここに駅を作ったね」と誰もが言いたくなるほどのスケール。いままでの湘南江の島駅はあくまで"駅の機能"のみを持った建物でした。
それがこれほどまでにオシャレな施設となりました。すごいですね。今の湘南モノレールの雰囲気にこの駅はピッタリです。昨年の2018年からは湘南江の島駅改札直結でテラスも開放されています。富士山や江の島を一望できますよ。空気が澄んだ時には眺めの良いお手軽な場所です。さて、そしてここからが我々鉄ちゃんにとっては重要です。それはもちろん「ここのテラスからモノレールや江ノ電は見れるのか」問題です。超大事です!
初めてテラスに行った秋の日、湘南江の島駅を降りると、改札口の前にテラスが見えています。はやる気持ちを抑えて風景を見渡してみると・・・江ノ電はバッチリと見えていました!湘南の街並みをゆく電車が撮影できました。また、アングルを変えると富士山とのツーショットもバッチリです。
この日は雲が多く、富士山の姿も不鮮明でした。ちょっとがっかりです。ですが、12月より湘南江の島駅には富士山が見えるライブカメラが設置されました。お出かけ前の事前情報として確認するとばっちりですね!
http://www.shonan-monorail.co.jp/viewcamera/
富士ビューライブカメラ@ 湘南江の島駅5階ホーム改札階ルーフテラス
そして肝心のモノレール側は・・・建物の影にあるようです。ちょっと惜しかったですね。
ともあれ駅舎のリニューアルで新たな歴史が刻まれることとなりました。やはり出来立てホヤホヤの場所は気持ちが良いものです。みなさまも早くお越しくださいね。
さて、テラスを見学したところで反対方向の大船方はどのようになっているでしょうか。そこには湘南モノレールを語る上で欠かせない、立派なトンネルが佇んでいました。モノレールでトンネルがあるのはこの路線だけ。列車に乗っていると独特の感覚が味わえるので、これも乗車時の楽しみの一つですね。
目白山下駅から続くトンネルの名称は「片瀬ずいどう」です。ずいどうは漢字で隧道と書き、トンネルを指します。この隧道は全長約200メートルあります。湘南江の島に向けて下る構造です。また、目白山下駅から湘南江の島駅までは、およそ400メートルしか離れていないので、半分以上はトンネルに覆われていることになります。
そして、私はある問題に気づいてしまいます。
まさかのまさか、なのですが・・・この区間で鉄道写真を撮ろうとすると列車が地上に現れる区間は200メートルほど。さらにさらに、撮りやすい場所の距離はわずか50メートルと限られているではありませんか。果たして撮影場所はあるのでしょうか。大船駅周辺であんなにもルンルン気分だったのに、いきなりハードな状況となりました。
確かに隣の目白山下までは1分と書かれていますが、実質の撮影可能区間を列車に乗るとわずか10秒足らずの距離 。う~ん、短い!果たして、わずか連載5回目でまさかの「万策尽きた」状態となってしまうのか・・・いやいや、いったいどうなってしまうのでしょうか。続きはまた次回に。