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湘南モノレールからの富士山


                      応募期間

2024年11月1日(金)~2025年2月28日(金)

審査員総評 井上嘉代子(風景写真家)

今回もたくさんの素敵な富士山写真が集まりました。湘南モノレール沿線には富士山の存在が欠かせないことが伝わってきます。

それぞれの作品に、毎日どんな富士山を見ているのかを想像できました。美しい夕景はスマートフォン、デジタルカメラのどちらでも人気です。

窓越しの作品も何点か見受けられ、富士山が日常的な存在であるのだと感じられます。

また湘南モノレールと富士山のコラボレーションできる場所も多くあることに驚かされました。

デジタルカメラ部門

最優秀賞 「富士山と浮かぶ岩場」 たっちゃん

江ノ島岩屋付近は地殻変動や波の力で削られて岩場の中央部分にも海水がたまることが有ります。

その海水が鏡のような状態になっており、きれいに前方の景色を映し出していました。

遠くに富士山、手前には沈む夕日を見に来た人たちがいました。

空の青さと、岩場が空中に浮かんでいるような不思議な構図が気に入り富士山を中央に配置し撮影しました。

【審査員講評】

見事なリフレクションの作品です。空のグラデーションも美しいです。これだけの人を入れることで、この場所が実際どれほど美しいのか想像ですきます。

岩をどう配置するかで雰囲気が変わってしまう構図ですが、右の岩で奥行き感を出し富士山を真ん中に置くことで距離感も表現できていて素晴らしい作品です。

優秀賞 「初電暁暗を翔ける」 sotto voce

鎌倉山、見晴バス停から急な階段を上ると、眼下には西鎌倉の町と片瀬山駅付近のモノレール軌道、

そして背後に相模湾と湘南の都市が広がり、その全てを富士の巨大な裾野が包み込む。

2月末の晴れた日、夜明け前から鎌倉山を登り始発列車を待つ。

昼間なら撮影の友となるタイワンリスもまだ寝静まっているようだ。

凛と張り詰めた空気の中西の空から満月に照らされ浮かび上がる富士と、月明りに鏡面のように輝く海。

そして間もなく音もなく走り去るモノレールの上り1番列車大船行きが、優しい光を残しながらサミットの片瀬山駅へと滑り込んだ。

 優秀賞 「さざ波」 gantakun

江ノ島の入江から富士山を背景に海から繰り返し来る波をスローシャターで表現しています。

松任谷由実さんのアルバムの曲を頭の中でフラッシュバックさせたイメージを一枚の絵とした作品です。

優秀賞 「月と富士山と湘南モノレール」 creator9j

月がまだ出ている早朝に湘南モノレール疾走していきました。月、富士山、湘南モノレールと千両役者が揃いました。

天候も良く雲一つ無く富士山が見えていて、ホットしました。何回も曇りで富士山が見えない日がありましたから。

撮影場所:湘南町屋

優秀賞 「暮れる日に思いを」 くまくま写真工房

この写真は12月末の日没時間に湘南深沢駅近くで撮影しました。

湘南深沢駅付近は富士山が一望出来るスポットで有名ですが、軌道下からモノレールと一緒に撮影しようと思うと、

広角か標準レンズを使わざるを得ないため、富士山がかなり小さく写ってしまうのが難点でした。

そこで、オレンジ色の空が濃く残る日没に狙いを定めて、

小さくても存在感のある山のシルエットと駅に到着したモノレールをアップで撮影してみました。

モノレール側はマジックアワーの神秘的な夜空にも包まれ、スナップ写真とは一味違った幻想的・絵画的な作品が出来上がりました。

優秀賞 「開発と自然の共存」 しょう

湘南深沢駅前の駐輪場から撮影。

背景には雄大な富士山が広がり、手前には工事現場のショベルカーがあり、

人の手による開発と自然の美しさが対比されている。

工事の後もここから富士山は見られるのだろうか。

イメージビジョン賞 「彗星の降る夜に」 チャック

駅の屋上広場で撮影しました。

なかなか彗星が見つけられず、どんどん富士山が薄くなり見えなくなっていく中で、手持ちでしたが何とか撮れました。

彗星が見えた時に周りにいたお客さんや子供たちも嬉しそうだったのが印象的でした。

スマートフォン部門

最優秀賞 「ただいま〜」 よっち

夫の再就職に伴い一年半ぶりに奈良から鎌倉に戻って来られて、久しぶりの富士見坂から満開の桜と富士山を夫と二人、

感慨深い思いで眺めました。

素晴らしいお天気で、これからの新しい生活を祝福してくれているかのようでした。

【審査員講評】

オレンジ色に染まる空と富士山を桜越しに見る絶景です。坂の上から見る街並みは、春の新生活を感じさせます。

ご主人と二人坂を登る姿が目に浮かびます。桜の入れる配分も良く富士山を引き立たせる構図で、とても良くまとまっています。

暖かな春を感じられる作品です。

優秀賞 「湘南深沢駅またぐ夕焼け富士」 Mike

湘南深沢駅の下を歩いていた、澄み渡る冬の夕暮れ。12月の空は宝石のように鮮やかな色で、遠くまで見通せるその中、

真っ赤に燃える夕焼けと、空に浮かぶ富士山の荘厳なシルエットが目に飛び込んできました。

その美しさは、日々の慌ただしさを忘れさせ、心を洗い流すようなひとときでした。

ちょうどその時、湘南モノレールが頭上を軽やかに走り抜け、動と静、色と陰影のコントラストがひとつの風景に凝縮される瞬間に出会いました。

動きのあるモノレールと、静かに佇む夕焼けと富士山。

この三者が織りなすドラマチックな情景を、手にしていたiPhoneで夢中で切り取った一枚です。

光と影が織りなすこの瞬間が、誰かの心にも響きますように。

優秀賞 「変わった笠の富士山とモノレール」 おーゆみこ

雲が多いなあと思っていたら、富士山はちょっと変わった帽子を被っていました。

笠雲だけど個性的で大胆なデザイナーブランド?

富士見町駅近くの我が家のマンションから撮っています。

富士山の見える日はモノレールとコラボの写真を撮りに上階に上がるのが日課です。

優秀賞 「窓をめぐる」 Kazu

富士山、空、雲、街並み。湘南町屋駅には様々な風景をみせる窓がある。まるで美術館のようだ。

優秀賞 「荒波と夕暮れの富士」 7gi

初冬の稚児ヶ淵にて撮影しました。この日は天気は良かったですが、海上は荒れていて岩場には降りれないほどでした。

しかし、荒波と富士を一枚に納めることができ良い一日でした。

優秀賞 「湘南江の島駅の黒い雲」 光子

夕方の雲が幻想的でした。湘南江の島駅のデッキから撮りました。

急に雲が出てきて雨が降りそうで降らなかった天気でした。急いで撮りました。

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