古都、鎌倉で武士体験しませんか?湘南モノレール広報課による体験学習見学レポート

「鎌倉もののふによる武士体験」

日時:2018.5.25 10:00~12:00
場所:鎌倉武士体験処 深沢砦(ふかさわのとりで)
(湘南モノレール「湘南深沢駅」から徒歩3分)

はじめに

2018年5月、湘南モノレール湘南深沢駅から徒歩3分のところにある「鎌倉武士体験処 深沢砦(ふかさわのとりで)」にて、鎌倉もののふによる体験学習が行われました。ご参加いただいたのは、平塚市立旭陵(きょくりょう)中学校2年生の生徒さん約30名。その時の写真とともに、活動内容をみていきましょう。
 
まずは鎌倉もののふの隊将、鎌倉智士さんと、副将の笠井千恵さんが、自己紹介のあとに本日のながれ等を説明。みんなで「烏帽子(えぼし)」を頭に着用したら、「装束体験」と「ディスカッション&ワークショップ(鎧のパーツづくり)」のふたつのエリアに分かれて早速体験スタート!

左から、鎌倉もののふの隊将、鎌倉智士さん、副将の笠井千絵さん、まちこさん、阿僧祇(あそうじ)さん。時には笑い声もあがったりして、和やかな雰囲気。

武士の時代は、11歳で元服すると、男女ともに烏帽子(えぼし)を被って頭を隠すのがルール。髪の毛を切ると縁起が悪いとされていたので、女子だけでなく男子も長髪が多く、それをひとつに結んで烏帽子の中に収めていたそうです。


装束体験

「装束体験」では、まずは全員鎧を着用。その後、刀の扱い方のレクチャーを受けながら刀を構えて写真を撮ったり、的に向けて弓矢を射ったり、琴や昔のすごろく遊びをしたり、などの体験にチャレンジしていました。

着用するのは、平安・鎌倉時代の鎧。戦国時代の鎧とはどこが違うのか、についても説明を受けつつ…。

着付けに慣れたもののふたちが、鎧着用をお手伝い。服の上からさっと着ることが出来るので、あっという間でした。


(刀ブース)刀の種類や、その取扱い方を学ぶブース。説明を受けたら、実際に刀を手にして刀体験。キメのコツを教えてもらって、みんなはじめてとは思えないほど様(さま)になる構え!

(弓矢ブース)身近な木材や道具を使用して作った弓を使って、弓矢体験。中にはズバリ命中した子も!何回かチャレンジしてコツをつかむのが秘訣のようです。

(盤すごろく&琴ブース)平安時代に大ブームを巻き起こした「盤すごろく」や「平安琴」の体験ブース。この日、盤すごろくはかなりの盛り上がり。夢中にさせられるのは昔も今も変わらない?!


ディスカッション&ワークショップ(鎧のパーツづくり)

学習補助教材の『鎌倉遠足』を参考に各自ワークシートに記入後、みんなでディスカッション。ワークショップでは、鎧を構成する最小単位の「小札(こざね)」づくりを体験しました。

本日のお題は「鎌倉幕府って何?」「一所懸命って何?」「武士と侍の違いは?」の3つ。補助教材を参考に各自ワークシートに記入後、ディスカッション。

『鎌倉遠足』は、鎌倉のどこに武士の足跡があるのか、をテーマに作られたガイドブック。大人がみても面白い!


平安・鎌倉時代の鎧のパーツ「小札(こざね)」を作るためのキット。この小札づくりの体験を通して「ひとつひとつ丁寧に作った小札をさらにつなぎあわせていくことで鎧が完成する」ということを実感することもねらいのひとつのようです。

コツをつかめば意外とカンタン?それとも苦戦?作った小札は記念にお持ち帰り。


あっという間の2時間。このあとは…

終始和気あいあいと楽しい雰囲気で、あっという間に2時間が経過。ここでお弁当を食べたあとは、長谷の大仏がある高徳院へ向かうとのこと(高徳院までは最寄りのバス停から10分程度)。鎌倉散策はみどころいっぱいなので、きっと午後からも存分に満喫したことでしょう。
平塚市立旭陵(きょくりょう)中学校の生徒さん、先生方、鎌倉もののふのみなさま、ありがとうございました!

鎌倉もののふより

これら武士体験は「鎌倉市認定事業」「神奈川県認定事業(横須賀・三浦地域鎌倉市部門)」として自治体からも認定を受けております。体験学習のアレンジについては、お気軽にご相談ください。→鎌倉もののふ公式HP http://izakamakura.jp/
鎌倉 智士

鎌倉もののふ隊の隊将。2011年より鎌倉もののふ隊を旗上げ。
保育士(保育歴14年)、施設長・スーパーバイザーなど歴任、現在フリーランス保育士。


笠井 千恵

鎌倉もののふ隊の副将。
幼稚園教諭・保育士・児童発達支援員、現在は小学校で特別支援級支援員。



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